日本旅行業協会(JATA)は3月29日、会員旅行会社を対象とした調査からゴールデンウイーク(GW)の旅行動向を発表した。国内旅行の人気方面1位は北海道で、新幹線の開通効果が表れた。2位は東京(含む東京ディズニーリゾート<TDR>)、3位が沖縄だった。
JTBや近畿日本ツーリスト個人旅行など6社の予約状況(人員ベース)で見ると、北海道新幹線の開業効果で北海道が前年同期比5.9%、東北が0.4%、それぞれ上昇している。東北は桜のベストシーズンとなることでも人気だ。
2位の東京(含む東京TDR)は1.4%増。TDRだけでなく、新しいホテルや東京スカイツリーなど話題が豊富だ。
3位の沖縄は本島、石垣島が人気。開業15周年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを擁する大阪が4位。5位は北陸で、北陸新幹線効果が継続している。
火山活動が収まった箱根方面が、昨年の反動で復調傾向。NHK大河ドラマの「真田丸」の影響で、信州の人気が高まっている。
出発は4月の3連休に集中している。
海外旅行の人気方面は(1)台湾(2)ハワイ(3)シンガポール(4)グアム(5)タイの順となっている。